【単発派遣】稀少!イベントナースとは?人気の高い看護師派遣バイト 気になる給料は?

ナースのお仕事

こんにちは、ときどきナースのりとしんくです。

みなさん、『イベントナースって〇〇〇〇〇?』って思ったことありませんか?


看護師なら一度は目にしたことのあるワードだけど、一体どんな仕事なの?


気になりますよね。
簡単に言うと、イベントナースはその名の通り、イベントの場で発生した急病人やけが人の一次救急(看護)、イベント参加者の健康管理や安全管理をする看護師のことです。
イベントナースの仕事は人気なので、募集が出てもすぐに決まってしまうため、稀少なお仕事と言えます。

今日はイベントナースの仕事内容やメリット・デメリット、お給料事情、向き不向きなど、気になることをまとめてみました。

この記事はこんな方におすすめです。
 ◎イベントナースのお仕事に興味のある方
 ◎医療現場とは異なる環境で働いてみたい方
 ◎派遣会社に登録しようか迷っている方

このブログを見てくださった方が、新たな一歩へ踏み出せるきっかけになれば幸いです。

イベントナースって〇〇〇〇〇?

どんなことをする看護師?

イベントに参加した人の体調不良や外傷に対し応急処置を行う看護師です。
また、必要に応じて救急搬送の要請をしたり、病院へ行くようにアドバイスをしたりもします。

イベントナースの業務は当日だけの場合がほとんどですが、スポーツ合宿や学校の宿泊行事、団体旅行などで数日の宿泊を伴う場合(ツアーナース)もあります。
ツアー参加者の応急処置に加え、健康管理・安全管理も行います。

働くための資格や条件は?

看護師国家資格免許があれば働くことはできます。
ただし、募集条件に、臨床経験3年以上と書かれているところが多いため、臨床経験が3年未満の方は応募できない場合があります。

厳しい基準では、『ICU、ER等、重症対応の経験が2年以上、病棟で5年以上の経験があり急変対応ができる、BLSやACLS等の資格を取得したことがある』というのを見たことがあります。
条件としてはかなり厳しいですね。

また、ベントナースは一般求人ではほぼ出ることはありません。
基本的に派遣会社に登録し案件を探します。
まれに、旅行会社が正社員として募集している場合があるみたいです。
私は、まだお目にかかったことがありません。

イベントナースに求められるもの
  1. 応急処置の能力
    突発的な状況に迅速かつ的確に対応できる能力が求められます。怪我や捻挫への外科的処置のほか、熱中症や発熱、頭痛、腹痛などの内科的処置AEDの使用、バイタルサイン測定、既往・内服薬の確認、同行者への説明など、さまざまな緊急事態に対応することがあります。
  2. 冷静な判断能力
    大規模なイベントでは、混雑や予期せぬ事態が発生することがあります。アクシデントが同時に起こることもある得るのでパニックにならず、冷静な判断が求められます。また、プレッシャーに耐えられる精神的強さも必要です。
  3. コミュニケーション能力
    イベント会場では複数の医療スタッフや他の関係者との連携が必要となります。また、救護者やその家族、同伴者など多くの人と接することが多いためコミュニケーション能力も必要となってきます。
  4. 柔軟性と適応力
    現場の状況に応じて計画を変更し、臨機応変に対応できる能力が求められます。
  5. 応用力
    病院など医療施設と違って必要物品が揃っていることは少ないです。その場にあるもの、限られた物品を使って対応しなければならないため応用力が必要となってきます。
    派遣会社からナースバッグ(救護バッグ)が準備される場合もありますが、家庭にあるような救急箱だけが会場にぽつんと置いてあることもあります(笑)
  6. 自己管理能力
    配属人数が少数(自分一人または数名)であるため、当日急遽仕事を休んでしまうと大変な迷惑をかけることになるので普段から体調管理をしましょう。

どこで仕事をするの?

ライブ会場や音楽フェス、スポーツイベント、お祭り、試験会場、会社の記念式典など、急病人やけが人に対応するため臨時で救護室が設けられているイベント会場で仕事をします。

また、ツアーナースでは合宿・修学旅行、旅行会社の企画旅行などの添乗先が勤務地となります。

どんな服装で何を持って行くの?

派遣会社から送られてくる業務内容書には
『筆記用具、メモ帳、動きやすい服装』
と記載されていることが多かったです。
服装のあとに(※派手でないもの)と追記されている場合もありました。

服装

一般的に、とっさの動きにも対応できるように動きやすい服装で行くことが多いです。
会場によっては白衣と聴診器が必要な場合もあります。
走ることもあるのでスニーカーもしくはローヒールの靴がおすすめです。

例えば・・・

会場服装その他
屋内イベントブラウス+綿パン+ジャケットスニーカー
フラットシューズ
屋外イベントブラウスorポロシャツ+綿パン+ジャケットスニーカー
フラットシューズ
帽子
会社などの式典パンツスーツ
パンツ+ジャケット
ローヒールパンプス
フラットシューズ
ツアー付き添い
(修学旅行や団体旅行)
初日と最終日はパンツスーツ(2日目からはある程度着崩してもOKかな)スニーカー
スポーツ合宿ポロシャツ+綿パンスニーカー
スキーツアーパンツスーツ+フリースやダウンジャケットスニーカー

ワンピース、スカート、デニムパンツはNGです。
肌の露出と下着の透けには十分注意しましょう。
女性は胸が強調される服装は避けましょう。

あくまで一例です。

宿泊の場合は、行き先に応じた着替えが必要になります。
TPOに合わせて清潔感のある服装を選びましょう。

不安な場合は事前に派遣会社や依頼先に確認するのもありです。
登山やキャンプなどアクティブなツアーの場合は初日からカジュアルな服装でOKの場合もありますので。

就寝時は、ジャージやスウェットなど人前に出ても大丈夫な露出の少ない服またはスクラブ(おすすめです)などを準備しておくといいです。

持ち物

携帯電話、メモ帳、ボールペン、腕時計(秒針がついたもの)があればなんとかなります(笑)
ハンカチ、ティッシュ、お財布は持ってますよね。

食事(お弁当が出る場合がありますが、ないことも多々あります)

救護バッグ(派遣会社から送られてきますが、ない場合もあります)

あったらいいかも…

・聴診器  ・ディスポ手袋  ・マスクの予備  ・ウェットティッシュ  ・ビニール袋 

・日焼け止め  ・モバイルバッテリー  ・本(暇つぶしに)

アウトドア(林間学校、臨海学校、登山など)

・帽子  ・替えの靴下  ・日焼け止め  ・レインコート  ・虫除けスプレー   
・ウィンドブレーカーなどの防寒着   ・レジャーシート  ・ハンズフリーライト
・サンダル(海や川、プールなど)

雪山合宿など

・防水ウェア  ・手袋  ・帽子  ・ネックウォーマー  ・使い捨てカイロ   
・ゴーグル(あれば)

イベントナースのメリットとデメリット

メリット

  • 単発のため自分が都合の良い日に仕事を入れられる
  • 待機中は何もなければ時間を自由に使える
  • 異業種の人と一緒に仕事ができるので新鮮、人脈も広がる
  • 専門的な医療技術を必要としない
  • 高単価な仕事がある
  • 予定時間より早く終わって帰れることもある
  • イベントによっては自分も楽しめる(音楽フェスやスポーツ観戦など)

デメリット

  • 募集している数が少ないため、自分が都合の良い日に案件がないこともある
  • 異業種の人との仕事なので医療従事者とは違う考え方に戸惑う
  • 専門的医療技術を必要としないため物足りないと感じる
  • 拘束時間が長い
  • イベントナースのお仕事だけで生計を立てることは難しい
  • 看護師一人体制のことが多く、自分だけで判断しないといけないため責任が重いと感じる
  • 多少の体調不良でも出勤しないといけない(これは基本どのお仕事でも当てはまりますが)

イベントナースの一日(救護待機の例)

屋内会場でのイベント

 8:30 現地到着
  スタッフへ挨拶、打ち合わせ
  物品の確認(AED、車椅子、救急箱など)
  会場の確認(出入口、避難経路、トイレ、待機場所など)

 9:00 午前の勤務開始
  救護室へ来た人への対応、記録など
  会場内で救護が必要になった人のところへ行くことも
  自力で動けなくなった救護者の移動介助
  会場内の見回り

12:30 昼休憩
    ※基本的には1時間取れますが、休憩時間に救護者が来て中断する場合があります

13:30 午後の勤務開始
  午前の勤務内容と同様にして過ごす

17:00 終了
  スタッフへ挨拶し帰宅

イベントナースのお給料

1日勤務の相場は、1万円前後(8,000〜12,000円)+交通費です。
時給1,500〜2,000円程度ですね。
宿泊を伴う場合はもう少し金額が上がることが多いです。

ちなみに、医師は私たち看護師の○倍以上もらっています。さすがに10倍はないと思いますが…。
う、うらやましいですよね(笑)

イベントナースって魅力的ですよね

いかがだったでしょうか?
メリット・デメリットも踏まえ、やっぱりイベントナースって魅力的ですよね。
でもこれ1本で生活はできないので、単発派遣として行かないといけませんが。

イベントナースのお仕事の募集は多くはありません。
募集が出てもすぐになくなってしまうくらい人気のある案件なので倍率も高いです。

まずは、派遣会社に登録していろいろと求人を見てみるのもいいのではないでしょうか。
新たな一歩を踏み出してみませんか?

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